建築家の住宅論

出版社 鹿島出版会
判型 A5判210×148mm
ページ数 128p
発行年月 2000.02
ISBN 4306044009
価格 2,625円(税込)

目次
■住むことは建てること
■この家は・・・である
■光のテーマについて/箱からはじまる/木の家のこと/地表のかたち/分居の過程

住宅を設計していると、これほど理想と現実の間を往来する職能はほかにないと思う。
山ほどの現実的な話題の延長に、確かに建築家と住み手の夢が交錯するときがある。
そんなとき、住宅というリアリティは、夢の存在を弾みにして生成していくのが実感されるのだ。
むろん建築家は建築家である。
しかし、それ以前に、夢の共有者であって不思議はないのである。