preface

preface—序

新しい<M-archive>がはじまる

新しい<M-archive>がはじまる。様々な表現方法を探りながらの再出発である。再出発というのは、かつて1990年を跨いで研究室のゼミ生と共同で<M>なる印刷物をつくっていた経緯による。研究室通信のような簡易な体裁で、短期間で中断したものだが、ゼミ生とOB諸君との交流喚起への思いが根底にあった。
今回の<M>も研究室のOB有志によって企画運営される。目的とするところも交流の場を創出することに主眼はある。しかし、[archive]とついているように、私の活動や思考の記録を発信源の核にするところがおおいに違っていよう。もちろん、ネットを使い「別な表現」を模索することで、より開放的に展開する目的も加わった。しばらくは活動記録の保管場所の形体をとるが、そのarchiveが核になって交流や表現の場が広がるのであれば、言う事は無い。


2012年 秋  鈴木 恂

雲をもつかむような

鈴木恂研究室では1990年をはさみ数回にわたって会報誌<M>が編集されてきました。
当初は鈴木先生による巻頭言と研究室OBの近況報告、という体裁をとってきました。

今回、Webサイト上で改めてスタートするにあたり、大きな柱としたのは次の二つ。

  1. デジタルアーカイブ
  2. インタビュー集

1. デジタルアーカイブ
まずは、すべてのページのヘッダと呼ばれる部分に表示される[navi]から[一覧]というメニューをクリックして、茫漠たるアーカイブの様子を眺めてみてください。そこにはあらゆる可能性や多様性を担保しながら、その時々によって事物や言説を再構成してきた建築家・鈴木恂の一面がかいま見られるように思います。
ここではさしあたって、便宜的に下記の種別に分類されたデータを用意しています。

  • 建築作品
  • 著作
  • 論文
  • アフォリズム
  • 写真およびスケッチ

しかし、それぞれのデータにもとよりヒエラルキーはなく、種々のキーワードに基づいてひもづけられた様子が弧を描いて示されます。このひもづきもあるいはこれからの年月の中で変容していくことになります。

[navi ページ、インターフェイス・デザイン/コーディング:谷口 暁彦 (twitter : @hikohiko) ]

そして、個々のデータのページでは関連を認められるほかのデータへのリンクも掲載されています。先の「ひもづき」がリンク集として提供されていることになります。あるプロジェクトに関連する著作、論文、アフォリズムなどを芋づる式にひもとくことができるように意図したものです。
サイトがオープンしたばかりの現段階で、このインターフェイスに表示されているデータは、まだまだごく一部のものでしかなく、今後インタビューの回を重ねていくに従ってアーカイブの情報量も充実してくる、という算段です。

2. インタビュー集
OB会のメンバーで鈴木先生に継続的にインタビューを試みています。その内容を資料や画像を交えつつ多角的に紹介することを目指しています。1. と同じくヘッダの[interview]をクリックしてページにアクセスしてください。

このサイトをきっかけにして、新たな狩りに目覚めるもの多きことを期待しつつ。


鈴木恂研究室OB会 有志一同

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